飲酒量や頻度の減らし方について
健康診断の結果、肝臓の数値が高かった、、、
最近お腹周りが大きくなってきた、、、
などがきっかけで、飲酒習慣について見直したい!というお声をよく聞きますが、これまで習慣的に飲んでいたお酒を辞めることは中々難しい。といった方も多くいらっしゃいます。
今回は、飲酒量や頻度を減らすための工夫、考え方についてお話します。
◆飲酒量を減らしたい
飲酒量を減らすときに、まずは現在の飲酒量を把握することが大切です。飲酒ではアルコールの量と糖質の量を意識することがポイントです。
例えばビールを500ml毎日飲んでいる場合は350ml缶に変えることができると約60kcal、アルコール量で言うと約5g減らすことができます。
また、お酒の種類をビールからウィスキーに変える場合、シングル(30ml)にすると約130kcal、アルコール量は約半分(9g)に減らすことができます。
このように、同じ種類のアルコール飲料で飲む量を減らすことや、アルコールの種類を変えて、糖質やアルコール量を減らすという方法があります。
◆飲酒頻度を減らしたい
飲酒頻度を減らすことで肝臓を休めることができるので、休肝日を週2日ほどとれることが理想的です。頻度を減らすためには本人の意思も大切です。
毎日の飲酒がある場合は、週1日からでも休肝日を設定できるとよいですね。
具体的な策としては、休肝日としたい日のカレンダーに印をつけておくことや、周囲の家族や同僚、友人に宣言をするなどで意思を固めることにつながります。
意外と周りに宣言すると、一緒に挑戦しようかなという人が現れることもあるかもしれません。
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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、
生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。
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