血糖コントロールをよくする食事

血糖値のコントロールは糖尿病の患者様だけではなく、すべての人にとって大切です。血糖値が乱れやすいと、食後に眠気を感じやすくなったり、よくわからないけれどイライラしやすいと感じたり、体脂肪がつきやすくなったりといったような症状の原因にもなりえます。日常のお食事で血糖コントロールをよくするお食事のポイントを確認し、ぜひ取り入れてみてください!

血糖値に影響を及ぼす栄養素

主に炭水化物が血糖値に影響を及ぼすことがよく知られていますが、脂質やタンパク質も影響を及ぼします。脂質は食後しばらくたってから血糖値が上がる原因になるため、1回の食事でとりすぎないように気を付けましょう。

炭水化物と血糖値

炭水化物にはエネルギー源となる「糖質」と、エネルギー源にならない「食物繊維」があります。

糖質は食べた後速やかな血糖値の上昇につながり、食べ過ぎると高血糖を招きます。1回の食事で食べる量をある程度決めておけるとよいですね。

食物繊維はほぼ消化吸収をされないため食後の血糖値を上げる原因にはならず、逆に血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きがあります。

なるべく食物繊維を多く含むものを先に食べ、糖質中心の食べ物は後にするなどの工夫ができます。

血糖コントロールをよくする食事の工夫

糖尿病では、食事を食べたときに血糖値が上がりすぎないように食べ方を工夫する必要があります。

  • 野菜から先に食べる
  • ゆっくりと食べる
  • よく噛んで食べる

これらの工夫をなるべく実践できるとよいですね。

より詳しい栄養素や食品、調理方法や購入の際の選び方など、当院では管理栄養士が一人一人に合わせた工夫を一緒に考えお伝えさせていただいておりますので、お困りの方がいらっしゃいましたらお気軽におっしゃってくださいね。

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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参考文献:糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版