腸内環境を整える食事のとり方

前回のブログでは、腸内環境を整えると病原菌や細菌から体を守り、病気になりにくい身体づくりに繋がることをお伝えしました。今期は腸内環境を整えるためにはどのような食事のとり方をすればよいのかについてお伝えします。

①バランスの良い食事

食事内容によって悪玉菌が増えやすくなったり、善玉菌が増えたりと変化します。多少の変化は日々ありますが、腸内環境が大きく変わらず健康な状態を維持するためには、日々の食事内容のバランスが大切です。

主食(ご飯、麺、パン)、主菜(メインのおかず)、野菜・海藻・キノコ類で一汁二~三菜のお食事が理想です。

メインのおかずとなる肉魚が多すぎると、タンパク質や脂質中心の食事になり、腸内環境は悪玉菌優位に傾きやすくなるので、メインのおかずのたんぱく質は毎食手のひら1枚分の大きさ・厚み程の量を目安に選びましょう。

野菜は生の状態で毎食両手の平一杯になる量が理想です。サラダだけでなく、加熱された副菜や、汁物に沢山野菜を入れるなどの食べ方もおすすめです。

②善玉菌を増やす・餌になる食材を取り入れる

ヨーグルトや納豆、漬物など発酵食品を食べることで善玉菌を直接摂取することができます。これらの金は腸内に住み着くことができないため、継続して毎日食べることが大切です。

オリゴ糖や食物繊維をとることで、腸内にもともと住んでいる善玉菌のエサとなって悔してくれます。大豆、たまねぎ、ごぼう、ねぎ、ニンニク、アスパラガス、バナナなどにオリゴ糖は豊富に含まれています。食物繊維は野菜や果物、豆類に豊富に含まれているので毎食食べられるようにしましょう。

③発酵調味料を活用する

先ほど善玉菌を増やす、エサになる食材を取り入れましょうとお話ししましたが、毎日食品を選んで継続的に取り入れることは難しく感じる方もいらっしゃるかと思います。

そんな時にぜひ活用していただきたいのが、発酵調味料です。

お味噌、塩麴、しょうゆ麹など、調味料として発酵食品を使用することで、食材を選ぶ余裕がない時にも手軽に善玉菌やエサとなる食品がまとめて摂れるようになります。お味噌汁にしたり、塩やしょうゆのかわりに塩麴、しょうゆ麹を使うことから始めてみるのはいかがでしょうか?

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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