睡眠の役割と質をよくするための方法

日々健康に過ごすためには、食事・運動・休養のすべてが大切です。健康のために何か始める時に、食事や運動に関することを考える方は多くいらっしゃいますが、休養に注目することは中々少ないのではないでしょうか?今回は休養、睡眠について日常生活に取り入れられるポイントをお伝えします。

◆睡眠の役割

睡眠中は体の修復や回復が行われる時間です。睡眠時間が足りなくなると、ホルモンバランスが崩れることで、日中の食欲増加につながったりもします。

◆睡眠の質を高めるために

①食事は寝る3時間前に終えられるようにする

寝る直前に食事をすると、寝ている間も胃腸が働いていることになり、体が休まらなくなります。なるべく3時間前までには終えられるようにし、難しい場合も少しでも早めに食べられるようにしましょう。もし難しい場合には、食事で消化の助けになる食材を取り入れる工夫などもできます。いつも以上にしっかりよく噛んで食べることも胃腸の負担を減らすことにつながります。

②ぬるめの湯に20分ほどつかる

私たちの体は、体の熱を外に出すときに眠気がくるようになっています。体の外に出すための熱がないと眠気が中々こなかったり、睡眠の質が良くなくなる原因にもなりやすいです。

入浴が難しい場合も、足湯や湯たんぽなどで足をしっかり温めることもおすすめです。

③香りで気持ちをリラックスさせる

誰でも日常生活の中で、様々なストレスがあると思います。仕事や家庭などの人間関係のストレスだけではなく、暴飲暴食や体にとって毒となるものの蓄積、過度な運動などによって身体が感じるストレスもあります。
少しでもストレスを和らげ、睡眠の質を高めるためにアロマなどの香りに頼る方法もあります。柑橘系の香りは身体の「気」を巡らせる働きがありおすすめです。気は寝るために必要なエネルギーともいえるため、こうしたケアも大切です。

◆朝早くに目覚めてしまう場合

「年齢とともに朝起きる時間が勝手に早くなってしまう」というお悩みのある方もよく見かけます。
もちろん様々な理由があるとは思いますが、寝るためにはエネルギーが必要で、加齢とともにそのエネルギーが減ってしまうことで早く目覚めてしまうこともあります。
昼間に可能であれば30分以内の軽い睡眠で補うこともおすすめです。食事からエネルギー源となるものを意識的に摂ることもおすすめです。玉ねぎ、しょうが、にんにく、しそなどの野菜は気持ちを落ち着かせるためにもおすすめの食材です。

いくつかお伝えしましたが、可能なことを一つずつからでも構いませんので、ぜひ睡眠の質のために日常に取り入れてみてくださいね。