痩せない食事、タイプ別解決策~味付けが濃い方 編~

食事のクセのタイプ別シリーズ、最後は味付けが濃い方向けの気を付けるポイントについてお伝えします。

◆味付けが濃いとどういうことが起こる?

食事での味付けが濃いということは、調味料などがしっかりめに使用されたお料理に慣れているということです。外食やコンビニ食などに慣れていると、味覚が濃い味付けに慣れてしまい、自炊の際も濃く味付けをしてしまう可能性が高いです。

濃い味付けのお食事は、ソースやしょうゆ、塩、マヨネーズなど、塩分や脂質を多く含むお食事になりやすく、体脂肪が増えて肥満につながったり、体内のナトリウム濃度が高くなることで血圧が高くなることにつながったりしやすいです。できる限り薄味でも美味しいと感じられるとよいですね。

◆濃い味付けから薄味になれるためにできることは?

【外食、コンビニ食の場合】

外食の頻度を減らし自炊ができるとよいのですが、忙しくて難しい場合は店や食事の選び方を工夫しましょう。

外食が続くときは、定食スタイルの和食を選ぶ頻度を増やすことがおすすめです!出汁やお味噌などの発酵調味料の力で旨味をうまく味方につけると、調味料を少量使用するだけでも満足しやすいです。

コンビニなどで購入する際も、なるべく定食スタイルになるようにメニューを選んだり、加工度が低い食品を選んで自分で組み合わせて食べることで、薄味に調整しやすいです。

【自炊の場合】

自炊ができる場合は、出汁やスパイスなどで旨味や味を楽しむことで、脂質や塩分の過剰使用を防ぐことができます。一汁三菜のお料理を心がけることもおすすめです。

◆甘味料も意識してみましょう

飲料や菓子類によく含まれているスクラロースやアスパルテームなどは、カロリーは抑えられますが、少量でも強い甘みを感じられるため、慣れてしまうと味覚が乱れやすいともいわれています。天然の甘味料である羅漢果や、羅漢果が使われたラカント、砂糖などの表記があるものがおすすめです。

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いきなり全てを変えることは難しいと思います。ストレスなく、心身の健康を保ちながらできるように、少しずつ意識してみましょう♪

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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