脂質の体での役割について
ダイエット中、食事をする中で体重が増えすぎないように油を減らしたお食事を意識される方も多いのではないでしょうか。脂質=ダイエットの敵のようなイメージがある場合が多いと思うのですが、実は脂質は体の中でとても大切な役割を果たしてくれています。そのため、完全に抜いてしまうと体に不調が現れるリスクがあります。
今回は脂質がどのように体のために働いているのか、2つの役割についてご紹介します。
①細胞の膜を作る材料
私たちの体はたくさんの細胞が集まってできています。この細胞には一つ一つに細胞膜があり、それを作るのが脂質の役割の一つです。そのため食事から摂る油の選び方も大切です。
調理に使用する油だけではなく、食品に含まれる油も含めて良質な油を摂る必要があります。
②ホルモンを作る材料
体の機能をスムーズにするためにホルモンが必要になりますが、そのホルモンも油から作られています。例えばストレスに対応するためのホルモンであったり、女性ホルモンや男性ホルモンなどの性ホルモンも油をもとに作られます。油が不足すると、ホルモンバランスが崩れて体の調子だけでなく、メンタル面にも影響が出ることもあります。
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このように脂質にはとても重要な役割があるので、食事から脂質の量を極端に減らしすぎないように、バランスの取れたお食事を目指すことをお勧めします。
ご自身にあったお食事を知りたい!気になる!と思われる方は、個別相談も承っておりますので、ぜひ一度ご相談くださいね。
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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、
生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。
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