糖質量を意識するときに気を付けたいポイント~後編~

前回から、糖質量を意識するときに気を付けたいポイントをお伝えしていますが、今回はもう一つのポイントについてお伝えします。

◆献立の考え方

①主食(ご飯、麺類、パンなど)を完全に抜くのではなく、毎食食べる

糖質制限というと糖質の多いご飯などを抜くことをイメージされる方も多いのですが、糖質はエネルギー源として欠かせない栄養素です。また、長く続けるためには我慢をすることは向いておらず、主食をなくすことは継続が難しいです。

主食は毎食適量を楽しみながら、欠食しないようにしましょう。どうしても量が減らせない場合は、市販の糖質カットのご飯を活用したり、雑穀や玄米などを取り入れることで満足感を得る工夫もおすすめです。

②主菜(メイン料理)はお肉、お魚をしっかりと取り入れる

主菜となるお肉、お魚、大豆製品は糖質量が少なく、ほぼ0に近いものが多いです。そのため、主菜でしっかりお肉やお魚を取り入れるようにしましょう。脂質の少ないお食事ではエネルギー消費量が低下することで体重減量を維持しがたいといったデータもあるため、極端に脂を取り除くことは意識せず、お好きな食材から選択してみてください。

③副菜(付け合わせや小鉢など)は糖質の少ない食品を選ぶようにする

副菜には野菜が使われることが多いと思いますが、ここでは糖質量の少ない野菜を選ぶことをお勧めします。ごぼうやレンコンなどの根菜類、イモ類やかぼちゃは糖質を多く含む野菜ですので、使用する際は少なめに減らして取り入れるとよいですね。ホウレン草やレタスなど葉野菜は糖質量も少ないため、サラダやあえ物などとして食べることもおすすめです。

実践可能なことを一つからでも構いませんので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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