食欲に関するホルモンと生活習慣病

私たちの身体には、食欲をコントロールするのに重要な「レプチン」と「グレリン」という2種類のホルモンが存在します。

レプチン

食事の後に脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を制御する働きがあります。レプチンの分泌量がすくなくなりすぎると、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクも高くなるといわれています。

グレリン

空腹で体内のエネルギーが不足しがちな時、エネルギー補充を促すために胃から分泌されるホルモンで、食欲を増加させる働きがあります。必要な時以外にグレリンが分泌されると食べ過ぎに繋がってしまうため、必要以上に分泌されないようにすることが重要です。

体脂肪が増加するとレプチンの受容体という受け皿が鈍くなり、レプチンの分泌が増えても感受性が悪くなり食欲がうまく制御できないようになってしまします。

逆に、食事を抜く極端なダイエットをすることで空腹状態が続くと、食欲を増加させるグレリンの分泌が増えリバウンドにつながる原因にもなります。

……………………………………………………………………………………………………………………

当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

……………………………………………………………………………………………