糖尿病と老化の関係について
いつまでも健康的で若々しくいたい!と、誰もが望んでいるのではないでしょうか?体の老化にも肌や筋肉、体力など様々あるのですが、糖尿病の方はその老化の原因が進みやすい状況もあるといわれています。どのような影響があるのかについてお伝えします。
腸内環境
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在しており、そのバランスが崩れることで免疫力が弱まったり、肌トラブルが起こりやすくなったり、といった症状がでる原因となります。
一般的には善玉菌:悪玉菌:日和見菌が2:1:7が理想のバランスといわれており、悪玉菌が優勢になると腸内環境が悪くなってしまいます。腸内環境が悪くなることで、お肌がくすんだり、乾燥したり、ニキビや吹き出物などの症状の原因にもなります。
肌や身体の老化をまねく「糖化」
食事から摂った余分なタンパク質に糖が結び付き、体の細胞などを劣化させ老化を加速させることを「糖化」といいます。糖尿病や血糖値が高めの方など、生活習慣病といわれている方は腸内で悪玉菌が優勢な状態の場合が多く、糖化が進みやすいです。
そして、糖化が進むとたんぱく質の状態が変化し、皮膚のたるみ、しみにつながります。糖化自体が生活習慣病のリスクを高めるともいわれています。
腸内環境を整えよう
糖化の進行を抑えるためには、腸内環境のバランスを整えることが重要です。まずは普段のお食事内容を振り返り発酵食品や食物繊維を意識したお食事をしたり、睡眠時間をしっかりと確保するなど、日常でできることから始めてみましょう。
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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、
生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。
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