便秘について

何かしらの原因で排便が規則的に行われない状態のことを便秘と呼びます。排便リズムが乱れることで便秘になりやすくなりますが、原因によりいくつかのタイプに分かれます。

便秘タイプの一例

◎一過性単純性便秘

食生活や環境の変化、精神的ストレスなどが原因で起こる一時的な便秘のこと。

少ない食事量や、お腹を壊した後などは一時的に便秘を起こしやすいです。

◎症候性便秘

何らかの病気や疾患があって起こる便秘のこと。

激しい腹痛や嘔吐を伴うことも多く、腸閉そくや腸捻転などが疑われます。急いで病院を受診することが必要な便秘です。

便秘の原因

◎食物繊維不足

腸内を移動しながら不要物を絡めとり、腸内を綺麗にしてくれる役割のある食物繊維が不足すると、便のかさが減り便秘となります。

◎腸の水分吸収促進

女性ホルモンの黄体ホルモンは体内の水分量を維持する働きがありますが、この働きにより女性は特に周期的に大腸が食物の水分を体内に吸収するのを促進されることで便の水分が減り、便秘になりやすいです。生理前の便秘などもこれが原因であることが多いです。

◎自律神経バランスの悪化

腸や消化管の運動を調整しているのが自律神経ですが、その自律神経の働きが悪くなることで腸の働きが悪くなり便秘となります。

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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