肌荒れと食事の関係
日々お食事相談をさせていただく中で、肌荒れにお悩みの方も多いように感じます。治療を受けて薬を塗っても中々よくならない、、、とお悩みの方も多いのではないでしょうか?実は肌と食事は大きく関係しているので、今回はおすすめの食事のポイントについてお伝えします。
ターンオーバーと肌荒れ
私たちの身体では、肌の表皮というところでターンオーバーが行われています。なじみのある言葉で言えば、新陳代謝なのですが、だいたい4週~8週で行われていて、年齢を重ねると周期が長くなるといわれています。そのターンオーバーが乱れると、年齢にかかわらず肌荒れにつながる原因となります。
古い角質が詰まるとニキビができたり、毛穴が開く原因となります。また、肌の水分が不足するとシワに繋がったりもします。このターンオーバーやお肌の状態の調節に食事から摂る栄養素が大きく関係しています。
肌の状態にかかわる栄養素
●ビタミン類
肌の潤いを保つビタミンA、皮脂の分泌量を調整するビタミンB、肌に潤いや艶を与えるビタミンC、紫外線などによる外部刺激や老化によるバリア機能の低下をカバーしてくれるビタミンEなどがあります。
ビタミン類といわれると、プラスで摂ることを考える方が多いと思うのですが、食事のバランスを整えることでも改善することがあります。
例えば糖質やタンパク質、脂質の代謝にはビタミンB群が必要となるのですが、それぞれ摂りすぎると代謝に使われて足りなくなり、肌の調整にまで回らなくなってしまいます。
間食内容や食事でとりすぎている部分(特に糖質、脂質など)を改善することでも肌の状態が軽減したり改善しやすくなる場合があります。
●たんぱく質
タンパク質は肌はもちろん、髪や筋肉など体をつくりために必須な栄養素です。不足すると肌や身体の不調が起こりやすくなります。
●食物繊維
肌は腸内環境と強く関係しているため、腸内環境を整える食物繊維を毎日しっかりと摂ることも肌の状態に繋がります。
肌荒れと食事の関係についてお伝えしましたが、日常のお食事で取り入れられそうなことから始めてみてくださいね。
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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、
生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。
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