簡単に食事バランスを整える工夫

治療のため、減量や体質改善のためなど、食事改善の必要性を感じていらっしゃる方が増えているかと思いますが、栄養素やバランスを整えようといわれても、正直よくわからないですよね。最近ではインターネットやSNS上に情報があふれていますが、その中から自分に合った正しい方法を見つけることも大変です。今回は、比較的簡単に食事バランスを整えられるように工夫をご紹介します。

食事量の確認に役立つ手計

食事のバランスを整えたい時に、何をどのくらい取ったらよいのかを計るのに手計り(てばかり)の考え方があります。

●炭水化物:ご飯、麺、パンなど主食を握り拳一つ分

●たんぱく質:肉、魚、大豆製品、卵など主菜を手のひら1枚分

●ビタミン・ミネラル:野菜、海藻、キノコ類などを両手の平いっぱい分

これらを毎食摂ることができると栄養バランスの整った食事になりやすくおすすめです。

必要な栄養素を補いやすい旬の食材

四季のある日本では食品にも旬があり、旬の時期に取れる食材はより栄養価が高く味も美味しくいただけます。季節ごとに旬の食材を取り入れることでその季節に合った症状や体の状態に必要な栄養素を摂ることにもつながります。

●春:春キャベツ、新玉ねぎ、菜の花、イチゴ、たけのこなど

●夏:トマト、なす、きゅうり、スイカなど

●秋:サンマ、さつまいも、栗など

●冬:ブリ、白菜、ミカンなど

例えば夏の旬、トマトやスイカには体を冷やしたり日焼けをケアするような栄養素が豊富に入っているため、暑い夏にぴったりの食材です。旬の食材をうまく活用して栄養を補い、健康を守りましょう♪しかし、なにごともやりすぎは注意です。食べ過ぎないように、手計も活用しながら気をつけましょう。

ぜひ今日の食事から工夫を取り入れてみてくださいね。

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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、

生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。

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