食中毒に注意を!
5月 6, 2024
5月 13, 2024
気温が徐々に上がってきて、雨の多い季節が近づいてきましたね。
この季節に気を付けたい”食中毒”についてお話します。
食中毒とは
食中毒は、その原因となるウイルスや細菌が食べ物に付き、身体の中に侵入することで起こります。細菌とウイルス、原因によりそれぞれ予防の方法がありますのでご紹介します。
細菌性食中毒予防の3原則
- 細菌を食べ物につけない
- 食べ物に付着した細菌を増やさない
- 食べ物や調理器具に付着した細菌をやっつける
ウイルス性食中毒予防の4原則
- ウイルスを調理場内に持ち込まない
- 食べ物や調理器具にウイルスを広げない
- 食べ物にウイルスをつけない
- 付着してしまったウイルスを加熱してやっつける
日常生活で食中毒を防ぐためのポイント
①食品購入時
- 購入時に消費期限等を確認し、購入する。
- 購入後の商品を袋詰めする際に、肉や魚などドリップが漏れて他の食品につかないよう、それぞれ個別にビニール袋に入れてから袋詰めをする。生で食べる野菜や果物などを一緒に袋に入れる際は特に注意する。
- 購入後は保冷剤などを利用して温度変化をなるべく防ぎ、購入後はすぐに持ち帰る。
②家庭での保存について
- 冷蔵・冷凍の必要な食品は持ち帰ったらすぐに冷蔵庫・冷凍庫に入れる。
- 肉や魚はビニール袋に入れ、冷蔵庫の中で他の食品にドリップなどがかからないようにする。持ち帰りの際に使った袋に汁が漏れている場合は、拭き取ったり袋を新たに変えてから保存。
- 冷蔵庫内の温度を適切に。目安・・・冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に維持をする。
③下準備・調理の際
- 調理場はこまめに整理する。生の肉や魚を切った包丁やまな板は、洗った後で熱湯消毒やアルコール消毒をしてから、タオルやふきんは清潔なものを使う。
- 冷凍食品の解答は冷蔵庫の中や電子レンジで行う。
- 生の肉や魚の汁が生の野菜や果物などにかからないようにする。
- 加熱するものは十分に加熱する。目安・・・中心部の温度が75℃1分以上加熱。
- 電子レンジ加熱の場合は全体に熱が伝わるよう、途中で混ぜるなどの工夫が必要。
④食事・残った食品
食事前に手を洗う。
盛り付けや残った食品を扱うときは清潔な手・器具・食器で。
少しでも怪しいと思う場合は迷わずに破棄する。口に入れない。
食中毒はお腹が痛くなったり、下痢や嘔吐をしたり、辛い症状が出てしまします。
そうならないために、家庭でもこの時期は特に意識して予防できるといいですね。それでも気になる症状が出てくることもあるかと思いますので、そうした場合にはお気軽にご相談くださいね。
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当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、食生活を細やかにお聞きし、
生活習慣に合ったわかり易い提案を心掛けておりますので、ぜひご相談ください。
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